鹿島神傳直心影流硯舟会

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鹿島神伝直心影流とは?

直心影流は日本古来の流派の中、現在も活躍している流派です。
伝統を守りながら剣道の稽古をします。
呼吸を中心とした無理のない稽古内容です。

流祖 松本備前守尚勝

流派の概要

 直心影流の流祖松本備前守尚勝は、鹿島城四家老の一人で鹿島神宮の祝部(ほうりべ)である。神伝の「一の太刀」は鹿島の神官松本、
吉川、額賀、小鹿野の四家によって代々伝えられてきたが、今から
五百三十年前に松本家に生まれた尚勝(後政元と改名)は幼少より
武芸に勝れ、神伝の「一の太刀」を基に組太刀を創り、「法定」
(ほうじょう)と名付けた。さらに法定の心の奥義を極めんと鹿島神宮に願をかけ、毎夜神前にて法定を稽古し、型の魂を授け給えと祈念
して一流を立てたので、これは神のお陰であるという意味で神陰流と
称した。

 二代目上泉伊勢守秀綱は武者修行で諸国へ行った折、他の諸流と試合、稽古をするので神の字は恐れ多いと新陰流と改めた。以後代々、
神影流、直新陰流、新陰直心流と改め、六代目高橋彈正左衛門重治の頃には別派が多数でき、それ等に対して直心正統流と改めたが、陰、影流の古称の尊厳については既に没脚されていた。七代目山田平左衛門光徳は、これを遺憾として古称の神伝・神影の正統なところを正しく後世に伝え、また古き流名の影の文字をとって古を尊ぶよう直心影流と改めた。光徳は心の有り方について深く練り、自分の周囲の一切の現象が己の心の影であることを悟り、直き心の意義を深く感じ、己を反省しつつこの道を修めた。この命名は最も妥当で以後流名の変更はない。

 現在、鹿島神伝直心影流は
    第20代道統吉田基先生
 を中心に流派の
保存と伝承に努めています。


 鹿島神伝直心影流は、大自然の運行(春夏秋冬)を動きに取り入れ
、阿吽の呼吸をもって行う剣術(剣道)で、法定(ほうじょう)、韜(とう)、小太刀(こだち)、刃挽(はびき)、丸橋(まるばし)
の五つの型から成ります。

 法定(木刀の型)

 四つの型があり春夏秋冬の気勢で演武する。法定の動きの特徴は、
阿吽の呼吸と足の運びにある。足は大地を踏みしめ、その上にしっかりと据わった腰が無駄な動きをせずに移動することを運歩(うんぽ)という。足腰が据わっていれば、上体は自由に振る舞う自然体である。

 韜(袋竹刀の型)

 四代小笠原金左衛門長治が創始した型。袋竹刀は八代長沼四郎左衛門国郷による工夫で、梅の「ズワイ」(細長く伸びた枝)を束ね、それを革袋で覆い、木刀の代わりに使用するようになった。型は全部で十四本あり、野山に遊ぶ猿の動作をみて組み立てられたと伝えられる。

 小太刀

 小太刀は「短を以て長に対する勇気の修養なり、故に心気に動揺を
生ぜず、業に軽挙なく円満闊達なるを要す」と伝えられ、六本から成り立ち、激しい気合いとともに小太刀より突進する非常に激しい型である。

 刃挽(法定の裏の型)

 春夏秋冬と変化があるが、気合いは剣を構えてから納めるまで、連
続して切れ目はない。法定、韜、小太刀を十分に習熱し、しかる後に
真剣を取り、手の内の強弱、刃筋の良否如何を吟味正修する型。

 丸橋(直心影流究極の型)

 静の座禅に対し、動の立禅体であって静動一致の道を修める型。
全部で五本の型。

 振り棒(ふりぼう)

 阿吽の呼吸法と技の基本が組み込まれていて、無力の剣、一円相大
道剣ともいい、本流基本の型。